Jingumae Harajuku
明治大学建築・アーバンデザイン(佐々木宏幸)研究室は、
2014 年 5 月から原宿神宮前地区まちづくり協議会・自転車対策分科会と協力し、
地域住民の方々による原宿神宮前地区のまちづくり活動をサポートしています。
地域に暮らす人々のつくり上げた豊かな歴史を尊重し、
世界に誇れる流行発信地としての魅力を一層高めるために、
『人 と自転車と車の共存を通じて、「人と地球に優しいまち」原宿・神宮前地域の新たな魅力の発信を目指して。』を目標に、
違法駐輪などの自転車問題の対策から公共空間整備計画の作成に至るまで様々な活動を行っています。
Design
Urbanism
Architecture
Landscape
MEIJI UNIVERSITY
SHIKATO
明治大学建築・アーバンデザイン(佐々木宏幸)研究室は、
南信州西部3村(長野県下伊那郡 阿智村・根羽村・平谷村)と連携し、
「シカと」プロジェクトを立ち上げ、鹿とともに活きる社会を構築することを目指し
活動してきました。
「シカと」プロジェクトは、世の中で「シカト」されているものにデザインの力で価値を与え、
地域や人々のために役立てるものです。
1%しか活用されていない害獣として駆除された鹿の皮を「いただきます」の思いを込めて活用し、
鹿と共に生きる地域づくりを目指します。
「シカと」プロジェクト
鹿革を取り巻く現状
人の活動領域の拡大により
鹿は農作物や森を荒らす厄介者に
なってしまいました。
皮や肉の活用方法が確立されていないため、
鹿革産業は成り立っていません。革職人や猟師の数が
減少し、鹿の個体数のさらなる増加に繋がっています。
鹿革の活用先を見出すことでこの問題を解決したいと
思い、南信州で駆除された鹿革を使ったペンホルダーを
作成しました。
作成には難しい技術を必要としない、
シンプルなデザインです。そんなデザインを通して、
地域と学生が取り組めるプロダクトで地域課題の解決に
取り組みます。
昨夏、南信州での鹿による害獣被害をより多くの皆様に知っていただきたく、このペンホルダーを制作し、
応援購入サイトMakuakeで販売したところ、多くの反響をいただきました。
今後もより多くの方々に関心を持っていただくために、鹿革ペンホルダーの販売を継続して行います。
鹿革ペンホルダー
2本のペンをやさしく巻いて包みます。
デスクに広げれば名刺やスマホ置きに。
打合せや出張先ではマウスパッドに。
ときには会話のきっかけに、ときにはコーディネートの差し色になる一風変わったペンホルダーです。
ペンホルダーの特徴
鹿革の特長は、布のような柔らかさ・軽さ・肌触りの良さです。
風呂敷は包む、巻く、畳むといった所作を通してものを守ります。
鹿革と風呂敷の特長を生かし、ペンを包む正方形の一枚革をデザインしました。
植物成分でなめした鹿革は、よく触れる部分が濃い茶色に変色します。また、水に濡れても跡が残ります。
使い続けることで色味や艶が変化し、豊かな表情を醸し出します。
「シカト」の語源は、花札の十月の絵柄である「鹿の十(しかのとお)」に由来しています。
そこでは、鹿がそっぽを向いていることから、無視をする意味で使われるようになりました。
我々のロゴは、鹿の象形文字をモチーフに、角の一部を+マークにすることで
「シカト」されてきた鹿と共に暮らす思いを込めました。
商品詳細
【価格】6000円(税・送料込)
【素材・色】本体:鹿革・茶色
ロゴ:牛革・ヌメ色
【サイズ】本体:幅約15cm×高さ約15cm×厚み約1mm
ロゴ:幅2約cm×高さ約2cm×厚さ約1mm
【制作】明治大学 建築・アーバンデザイン研究室
【協力】阿智村|平谷村|根羽村|株式会社革道楽
【問い合わせ】shikato_sudl@gmail.com
※本製品は天然皮革素材を使用しているため色ムラ、キズ、シワ、血筋等が見られます。天然素材ならではの個性としてご理解ください。
ペンホルダー購入ご希望の方へ
①注文フォーム(https://forms.gle/nSf6YtTUTDdcR7NG9)へご入力ください。
②shikato_sudl@gmail.comより注文完了メールを送信します。
メールに記載されている口座に、お振込みをお願いいたします。
③お振込の確認ができ次第、商品を発送させていただきます。
到着までしばらくお待ちください。
※お支払い方法は、銀行振込のみです。ご了承ください。
※購入にあたりご入力いただく個人情報は、鹿革ペンホルダー発送目的のみに使用します。
連携体制
このプロジェクトは、阿智村、根羽村、平谷村と連携をして活動しています。
ヘブンスそのはらの花桃や星空の観光で有名な阿智村ですが、鹿や熊、猿といった害獣問題を抱えています。
根羽村は、木材の資源が豊富で地域内の連携を作り、都市部へ発展させる活動をしてます。
平谷村は、90%を占める森林の豊富な自然資源を利用し、総合的な観光立村を目指しています。
「シカトされている地元資源の価値を多くの人に知ってほしい」という思いから、三村の方々と共に活動しています。
このプロジェクトを実行するために、革製品の製作などに関して、株式会社革道楽の木下英幸さんご協力していただきました。木下さんは、本業である革職人としての仕事だけでなく、地元の保育園での授業や市田柿のブランディング等、
積極的な地域づくり活動をしています。